高保湿成分のセラミドが配合された保湿クリームは、乾燥肌対策やエイジングケアに効果を発揮してくれるアイテムです。
そこで今回は、セラミド配合クリームの役割と上手な選び方についてご紹介します。
肌にあるセラミドと化粧品成分のセラミド
肌にあるセラミドは、表皮の角質層を構成する角質細胞間脂質の主成分で、角質層の中で水分をはさみ込み、水分が蒸散しないように強力な保水機能を発揮します。
もともと肌に存在するセラミドと化粧品成分で補うセラミドは異なります。肌の角質層に存在するセラミドにもいくつか種類がありますが、化粧品成分としてのセラミドにも大きく分けると、ヒト型セラミド、合成セラミド、天然セラミド、植物性セラミドの4種類があります。
この中で、人の肌のセラミドの構造に近いのはヒト型セラミドです。
セラミドクリームの役割と選び方
保湿クリームの役割は主に、「肌の水分を保持してバリア機能を守る」、「肌に油分を与えて水分の蒸散を防ぐ」、「肌を柔軟に保つ」の3つです。
高保湿成分セラミドを配合したクリームにより、加齢により減少するセラミドを補い、低下しがちな肌の油分を補いなめらかさを保ちます。
セラミドは、脂溶性の成分のため油分との相性がよく、油溶性成分が25〜50%配合されたクリームで取り入れるのが効果的なのです。
セラミドの中でも、セラミドの高い保湿効果を実感するには、人の肌のセラミドに近い構造のヒト型セラミドを配合した保湿クリームを選ぶのがポイントです。
成分表示では、「セラミド1」や「セラミドNP」などのように、セラミドの後に番号かアルファベットが表記されています。
また、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカンなどのセラミドとは異なるタイプの保湿成分で、刺激もなく肌へのなじみがよい水溶性の保湿成分が配合されていると、セラミドとの相乗効果が期待できます。
さらに、ナールスゲンやネオダーミルのようなコラーゲンやエラスチンにアプローチするエイジングケア化粧品成分、ビタミンC誘導体やビタミンE誘導体などの抗酸化作用のある成分が一緒に配合されているものも、エイジングケア世代にはおすすめです。
アルコール、合成香料や合成着色料など、肌への刺激となる成分は避けましょう。
おすすめのセラミド配合保湿クリームは、「ナールス ユニバ」です。
肌の質の向上ために、攻めと守りのエイジングケアをサポートする成分をバランスよく配合した高機能な保湿クリームです。
保湿成分としては、3種のヒト型セラミドのほかに、シアバター、スクワラン、水添レシチン、リゾレシチンなどのエモリエント成分、グリセリン、BG、トリエチルヘキサノイン、ジグリセリンなどのヒューメクタント成分を配合しています。
エイジングケア化粧品成分としては、ナールスゲンを推奨濃度で配合しています。さらに、しわの改善をサポートする持続型ビタミンC誘導体VC-IPとレチノイン酸トコフェリル、抗炎症成分であるアラントインを配合しています。
パラベンフリー、フェノキシエタノールフリーほか、アルコール性防腐剤、合成香料、合成着色料も無添加で、敏感肌にもおすすめのセラミドクリームです。
まとめ
保湿クリームは、「水分の蒸発を防ぐ」ための、大切な基礎化粧品の1つで、セラミドなどの保湿成分を配合することにより、「水分を保持する」役割も担います。
加齢などにより減少してしまうセラミドを、セラミド配合の保湿クリームで効果的に補って、肌を健やかに保ちましょう。