化粧水の美肌効果を得るためには?
化粧水は、ふだんのスキンケアやエイジングケアに使われているもっとも身近なアイテムですね。
また、スキンケアアイテムの中でも種類が豊富で、エイジングケア化粧水だけに絞っても膨大な数になります。
こうした中で化粧水を選ぼうとすると、つい化粧水ランキングの情報に頼りたくなりますね。
ただし、人気の高い化粧水を知ることができても、その化粧水が自分のお肌にあったものかどうかはわかりません。
そこで、この記事では、「化粧水ランキングはどう活用する?」をテーマに、正しいエイジングケアのために、エイジングケア化粧水を選ぶ際の大切な視点とともに、ランキングに頼らない選び方のコツをご紹介します。
化粧水の定義と役割とは?
化粧水はいくつかの種類がありますが、おおむね次のようなことが一般的な化粧水の定義です。
化粧水とは、一般的に透明な液状のローションタイプの基礎化粧品です。
水分と保湿成分などの配合成分医によって、皮膚を健やかに保ち、潤いと滑らかさを与えます。
また、それぞれの成分の特性やテクスチャーで、お肌にしっとり感、サッパリ感、スッキリ感を与えます。
化粧水の基本的な役割は、うるおいをもたらし、お肌のキメを整えることです。
また、化粧水には、角質層を柔軟にすることで、美容液や乳液、保湿クリームなど、次に使う化粧品の浸透性を高める役割もあります。
これが化粧水の役割の基本であり、化粧水を使う目的であるといえます。
スキンケアにおける位置づけとしては、「水分を与える(Give Water)」「水分を保持する(Keep Water)」「水分の蒸発を防ぐ(Cover Water)」の3つの役割のうち、化粧水は、「水分を与える(Give Water)」と「水分を保持する(Keep Water)」がその役割です。
エイジングケア化粧水に使われる成分
化粧水に配合されるエイジングケア成分を考える場合は、保湿ができる成分に加えて、次の2点ができるものを選ぶべきです。
お肌の老化を防ぐアプローチができる
お肌の老化を促進しない
また、化粧水に含まれる成分として相性のよい水溶性成分に絞って、ポイントをまとめてみました。
それぞれ特徴がある
実感できるかどうかは個人差がある
配合濃度によっても効果が異なる
同じ名前の成分にもたくさん種類がある場合が多い
しかし、基本的には、水溶性成分であって、次の2つの条件に合うことがポイントです。
1つでエイジングケアにとって多数のはたらきをもつ
低刺激で安全性が高い
一方、そんなはたらきをもつエイジングケア化粧品成分は価格が高いことが欠点です。
特におすすめのエイジングケア化粧品成分は、ナールスゲン、ビタミンC誘導体、プロテオグリカンです。
避けたい成分ってあるの?
エイジングケアの視点から、特に必要がなく、入っていないほうが好ましい成分についてまとめてみました。
①合成着色料
エイジングケアを考えれば、合成着色料を化粧水に入れる必要はまったくありません。
色目がキレイになるので心理的な効果か否定できませんが、デメリットとして合成着色料は、色素沈着などの可能性もあります。
②合成香料
合成香料もエイジングケアを考えれば不要です。
匂いもリラックス効果などのメリットはありますし、原料臭の緩和のために必要な場合があります。
しかし、エイジングケアの視点ではなくてもよい成分です。
もちろん、ダマスクローズなど、香料ではなくても香りがある成分を使うことはおすすめです。
③アルコール(エタノール)
アルコール、つまりエタノールは、清涼感があるほか、化粧水には有用なはたらきがあります。
しかしながら、刺激や揮発性があり、乾燥を促進させてしまうことがあるので、エイジングケアの視点からは、入ってほしくない成分です。
化粧水の使い方の基礎知識
化粧水は、クレンジングや洗顔後、真っ先に使うものです。
最近では、美容オイルなどを真っ先に使うような美容法もありますが、化粧水で先に水溶性成分を肌に届けることが使い方の基本です。
より美容効果を高めるための化粧水の使い方やつけ方をご紹介します。
①使用量
化粧品会社の説明に従っていただくのが基本ですが、多くは適量と説明されています。
顔の大きさによっても少し異なりますが、1回の使用量は、500円硬貨大くらいの量です。
化粧水のボトルの穴の大きさにもよりますが、5回~7回程度振った量です。
バシャバシャと大量に使っても経済的な無駄になりますし、乾燥肌の原因になるので必ず適量を意識しましょう。
②化粧水をつける前に
当たり前のことですが、手を清潔にしておきましょう。
洗顔後なので、大丈夫だと思いますが、洗顔料などが手についていないかチェックしましょう。
気になるなら、ハンドソープや石鹸をつかって、キレイにしましょう。
次いで、洗顔後、しっかり水分をふき取っておきましょう。
同じ「水」なのにと思うかもしれませんが、化粧水の美容成分は水溶性なので水でさらに薄まってしまうリスクもあります。
化粧水をつけるタイミングは、洗顔後、できるだけ時間をおかずにつけましょう。
エイジングケア化粧水を選ぶための7つのポイント
このポイントは、化粧水だけでなくあらゆるエイジングケア化粧品を選ぶポイントと同じです。
化粧水の目的と限界を理解する
化粧水選びの前に、自分の肌タイプを理解する
化粧水の化粧品成分を理解して選ぶ
自分にとっての安全性を考える
化粧水のテクスチャーで選ぶ
化粧水の価格や経済性を考える
化粧水の提供企業をチェックする
以上、7つの視点を常に持っておけば、ランキングに頼らずに化粧水が選べます。
さらにいえば、化粧水は保湿を担うのですが、その成り立ちから、美容液や保湿クリームと比べれば、「水分を保持する」はたらきは弱くなります。
なので、化粧水を選ぶ場合は、「保湿成分」にこだわるより、エイジングケアをサポートする成分にこだわってみてはいかがでしょうか?
保湿成分は、それが凝縮された美容液や保湿クリームでしっかり補うと決めれば、選び方はシンプルになります。
まとめ
スキンケアの大切なアイテム化粧水について、その役割や配合される成分についてご説明するとともに、ランキングに頼らずに、エイジングケア化粧水を選ぶ際のポイントをご紹介しました。
この記事「化粧水ランキングをどう活用する?」を参考に、ご自身のお肌にあったエイジングケア化粧水を選び、スキンケアやエイジングケア効果を高めてくださいね。