脂性肌改善のための酵素洗顔のポイント

脂性肌の改善に酵素洗顔を上手に取り入れる女性

脂性肌はいちご鼻や大人ニキビなどになりやすく、スキンケアで改善したいと考える方も多いと思います。

そんな脂性肌の改善に効果的な手段として、酵素洗顔があります。そこで今回は、脂性肌の酵素洗顔のポイントについてご紹介します。

脂性肌のための酵素洗顔の基本

酵素洗顔とは、たんぱく質や脂肪などを分解する力を持つ酵素を配合した洗顔料で洗顔することで、酵素により角質や角栓、皮脂を落とすことができます。

ただし、脂性肌だからといってすべての方に酵素洗顔が合うわけでありません。

遺伝で皮脂が多い、肌にゴワゴワ感や角質肥厚がある、ターンオーバーが遅くなっている、無理なスキンケアをしていないがいちご鼻、毛穴の開きや黒ずみが目立つといった脂性肌のタイプは、酵素洗顔を試してもよいでしょう。

一方、肌表面だけがテカテカしているインナードライ肌である、積極的にスキンケアをしているが脂性肌が改善していない、皮脂は多いけど赤みや炎症、肌荒れやかゆみがある、肌が以前より弱っている、脂性肌なのに刺激に弱いといったタイプは、脂性肌でも酵素洗顔をおすすめできません。

また、生まれつきの脂性肌で肌が強い方でも、毎日、朝晩、酵素洗顔を使うと、乾燥肌の原因をつくったり、バリア機能を低下させるリスクが高くなってしまいます。

週1回夜のスキンケアからはじめて、肌状態に問題がなければ、多くても週3~4回程度で行いましょう。

さらに、ぬるま湯で洗顔する、酵素洗顔後はしっかりと保湿する、刺激の強いゴシゴシ洗顔は決して行わないといったことも心がけましょう。

脂性肌の酵素洗顔料の選び方

酵素には、たんぱく質を分解するパパイン、皮脂を分解するブロメラインやリパーゼなどのいずれか、あるいは複数が含まれる場合があります。

皮脂は酵素でなくても石けんをはじめとする界面活性剤で落とすことができるので、リパーゼなどが配合されている場合は、アミノ酸系界面活性剤など刺激の少ない界面活性剤が含まれている酵素洗顔料を選び、パパインなどが配合されているならしっかり皮脂を落とせる石けん配合の酵素洗顔料がおすすめです。

さらに、パパインなどの酵素が含まれているものは、古い角質を適度に落とし、角質ケアもしてくれます。

しかし、酵素によって界面活性剤では落ちない角質を分解して取り除くことは、やはり肌に負担がかかります。だから、アルコール、合成香料、合成着色料、強い界面活性剤などの肌に負担のある成分ができるだけ含まれない酵素洗顔料がおすすめです。

また、洗顔の基本は、古い皮脂、角質、汚れを落とすことなので、保湿は洗顔で行うものではなく、洗顔後にしっかり行うものですが、洗顔後のツッパリ感がいやな場合は、コラーゲンやヒアルロン酸などの水溶性の保湿成分が配合された酵素洗顔料を使ってもよいでしょう。

ただし、脂性肌の方は、セラミドなど油分やオイル系の保湿成分配合の洗顔料は避けましょう。

まとめ

脂性肌の原因はさまざまなので、まずは自分が酵素洗顔に向いている肌タイプかどうかを見極めることが大切です。

そのうえで、酵素洗顔料に配合されている成分をしっかりチェックし、正しい使い方を心がけ、脂性肌の改善に酵素洗顔を活用しましょう。

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